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2023年 5月 1日 じゃんけんをするのは学生だけ?

こんにちは!松山です。(↑安心してください。進級してますよ!)

ここまで、担任助手の方々のブログを読んできて、今現在も胸に熱いものがこみ上げてきています。それとともに、私も他の方々のように読者の皆様の心を震わせられるようなブログを書かなければならないというプレッシャーで、私は平常心を完全に失っています。ですが今回は、お涙頂戴ものではなく、予てより構想していた内容で執筆しようと考えておりますので、読者の皆様は用意しているであろうハンカチとティッシュをおしまいください。

私は2年間ブログを書き続けていて、一つの問いを得ました。
私は大学で何を学んでいるのだろうか?

すみませんブログの下り関係なかったですね(汗)。
実は私、東進を卒業するという節目の時期に改めて自身の脳内を整理しておきたいと考えていたので、今回は終始私的な話です。後、出来るだけ多くの方々に読んでもらいたいので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

私が通っている早稲田大学の社会科学部は、ご存じの方も多いかと思いますが、社会科学に分類される学問を自由に学ぶことが出来るという特徴があります。1年次はほとんど全ての学生が様々な学問を広く浅く学びますが、2年次以降はある程度学ぶ方向性を絞って履修を組む学生が増えてきます。かくいう私もその一人で、今は社会学を中心に学んでいます。選んだ理由は特にないです。成り行きに任せたらいつの間にか社会学を中心に学んでいました。行き当たりばったりな決め方だと思われても仕方ないですね。

さて、本題はここからです。私は社会学を中心に学んでいますが、未だに「社会学とはどのような学問か」という問いに対する答えを出せずにいます。身の回りの社会現象を分析する学問、といえば簡単なのですが、そこから具体的なところに踏み込めないのが現状です。そこで今回、私は社会学に関する話をしながら、皆様にも社会学に関する理解を深めてもらうつもりです。

例えば、高校生がグループワークをする際に、どうやって司会や発表者、書記を決めるでしょうか?おそらく、大抵の場合はじゃんけんで決めるのではないでしょうか?しかし、社会人が事業の責任者やプレゼンの発表者をじゃんけんで決めることはありません。なぜだと思いますか?

もちろん、答えは一つではありません。一応、私自身の考えは「じゃんけんをする=やりたくない」と上司に思われると、社内での立場が不利なものになるから、というものです。他にも、じゃんけんという運任せの方法を使うことで自分自身にのしかかる責任から逃れようとするという考え方もできます。

他にも、一時期話題になった「闇バイト」についての話で、厚生労働省がガイドラインを提示したことで「業務に必要な準備」は勤務時間に含めるものとなりました。これはアルバイトからすれば一見給与が増えると手放しで喜べることに見えますが、勤務時間を厳格化すれば休憩時間も厳密に定める必要性が出てきて、逆にアルバイトを抑圧する状況が生まれるのでは?という疑問も出てきます。

これらの一連の思考は立派な社会学です。身近で起きた出来事、朝のニュースなどについて考えを巡らせるのが社会学です。答えを出す必要はありません。答えを出すのはあくまで現場だからです。
社会学は、学んだからといって収入が増えるわけでもなく、しかも時折胡散臭いと思われてしまうような学問ですが、答えも間違いもない課題について様々な切り口から考えを巡らせるのは、人生の中でも比較的時間がある大学生だから出来ることです!

ここまで字面だけみればあまり面白くなさそうな社会学について、出来るだけ親しみやすく感じてもらうように紹介してきましたが、私が本当に伝えたかったことは、主体的な学びが一番楽しく、満足感が得られるということです!大学に入ればサークルやバイト、遊びや旅行など楽しみに溢れていますが、それと同じくらい、各々の知的好奇心に忠実に楽しんでほしいと思います!

このブログが、少しでも高校生の皆様の受験のモチベーションになってくれれば、担任助手冥利に尽きます。結局先ほど私が自分自身に与えた問いは何一つ答えられていませんが、それは引き続き私の課題とさせていただきます。

これ以上書くとブログの範疇を大きく超えてしまいそうなので、ここまでにします。
2年間のブログ執筆はとても実りある経験になりました!もう書けないと思うと残念ですが、ブログという伝統は残り続けてほしいです!

それではさようなら。

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