共通テスト演習の活用法!~理科基礎①~ | 東進ハイスクール 川口校 大学受験の予備校・塾|埼玉県

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2022年 6月 23日 共通テスト演習の活用法!~理科基礎①~

こんにちは!担任助手2年の松田です。

さあ今月はずっと過去問の活用法ということで高3の皆さん向けにブログを書いているわけですが、一般生の方はどれくらい読んでくれているんでしょうか。今日は6月23日。あと一週間で6月も終わるわけですね。ということは「高3部活生特別招待講習」の申し込みもあと一週間で締めきっちゃうわけですね。そろそろ受験勉強を本格化させないとヤバいぞ、という高3はまず行動を起こしてみるのが大事ですよ。変化を起こすにはエネルギーが必要ですが、その分見返りもあります。大事なのは克己心です。

さてエネルギーの話が出たところで、今回は物理基礎化学基礎の勉強法についてどちらも本番で満点を叩き出した自分から僭越ながらご提案させていただきます。

理科基礎を取るのは基本文系ですが、一般的に数学嫌いが多い文系の人で計算の多い物理基礎と化学基礎のセットを受験するというのはかなりのマイノリティーだと思います。自分もこの二つを選んだときかなり周りから驚かれました。しかし、計算が多いということは、暗記量が少ないわけです。つまり時間をかけずとも計算方法をマスターさえすれば高得点が望めるという点で、かなりおすすめのセットです。

特に物理基礎はこの性格が色濃く出ます。運動方程式や仕事量の計算を、数学と同じ要領で演習することで、すぐに結果が出るはずです。ここで重要なのは、理解しているかどうか。基本的に同じ問題は出ません。所見の問題に立ち向かうには、応用力が必要で、その応用力は基礎的概念の理解に紐づけられます。だからこそ、一回一回の演習では、なんとなくで解かずに、ちゃんとその論理を説明できるように解くことを意識、そのうえで間違えたときにはその論理を自分の中に落とし込めるようにしっかり解説を読むこと、解説動画を見ることが大事です。自分はなんとなくで理解するのを恐れたので、物理基礎は特に解説授業を活用しました。

次に化学基礎ですが、計算要素は物理基礎に比べて薄いです。酸化還元反応やモルの計算は先ほどと同様に「理解」を大事にしました。同じ問題が出ずとも解き方の根本は教科書の内容にとどまるので、あとはどれだけ自分で再現できるかだと思います。さて化学基礎で最後まで苦戦したのは、暗記要素でした。プラスチックの話や日常と絡めた話はどうしても覚えなければ解けません。ここは理解でどうにかなるものではなく、最後は覚えきること、これに尽きます。ではどうやったら覚えられるか、それは間違えた問題をリストアップし、何度も見返すことです。人は一回やっただけでは忘れます。反復することで、その記憶を強固なものとし、本番では自信をもって回答できるようになります。これは他の暗記科目と同様ではないでしょうか。

理科基礎は2次私大で問われないこともあり軽視されがちです。もちろんたくさんの時間をかける必要はありませんし、優先順位は低くて問題ないと思います。ただし、その分一回の演習の質を高め、時間の取れる限り最大限の演習を積むことが成果を生みます。理科基礎の100点は英語の100点と同じです。ここで点を落とさないことが共通テストの総合点数を押し上げるので、ぜひ理科基礎の学習も怠らず頑張ってください。